ビジネスモデルの中に「挑戦」と「資産」の2点を取り入れる

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(基礎講座全6回)小資金で強固なビジネスモデルを構築していく考え方 -6/6-

1-1 思い描いた理想のビジネスを原点において逆算する
1-2 生きるためのビジネスモデルとやりがいに溢れるビジネスモデル
1-3 ビジネスモデルをデザインして事前に全体像を把握する
1-4 構築したビジネスモデルを好転させるアイデアの出し方
1-5 ビジネスモデルの中に人が介在する仕組みを取り入れる
1-6 このページの記事になります。

ビジネスに継続性を持たせるということは、利益を確保していくことにも繋がります。自分自身が動き続けなければ利益が落ち込むというケースは1人ビジネスにありがちで、自分がいなくても収入が発生する流れを長期的に見て構築していく必要があります。

僕は、挑戦の場と自動収益化の場の2つを常に繰り返すようにしています。1人で1から10まですべてをやりきるというのもできなくはありませんが、次々と挑戦しながらも、仲間と富を分配しながら自動化による収益を増やしていくことで、より安定したビジネスへと発展していきます。

築いたビジネスの利益は、どんどんと仲間を受け入れて効率化、自動化していきます。仲間は知り合いや外注など様々ですが、社員や下請けというイメージではなく、利益を共有するパートナーと考える方が相乗効果があります。部下や下請けだと管理しなければという感覚になりますが、パートナーという認識なら緊張感を持ってやれることもあって、互いに責任が生じ、受け身ではなく意見を交換するので新たな発想も生まれやすくなります。僕にはこのスタンスが合っていました。

資産構築と挑戦の流れ

 

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この流れを組む事で、自分の時間を常に確保できるようになります。新たなチャンスへ迅速に飛び込むこともできますし、プライベートの時間に当てるなど、自由に選択できます。

1つのビジネスでどれだけのポジションを築いたとしても、いずれはライバルが増えて、より熾烈なサービス競争と向き合わなければいけません。市場ライフサイクル(導入期、成長期、成熟期、衰退期)や、商品のライフサイクルは常に同じ道筋を辿りますから、遠からず次へ次へと展開させていかなければ収入は少しずつ落ちていきます。しかし、既存のビジネスに割いている時間が多ければ、次の展開に割く時間は足りなくなってきます。

市場ライフサイクル

 

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まずは、小資金でスタートする段階の場合、作り上げたビジネスはいずれ人に任せていくことも視野に入れながら、仕組み化できるように考えていきます。ただ、一切を捨ててしまうのではありません。築いたビジネスにプラスアルファの要素を加えて、一歩先のビジネスに取り組んでいく時間を捻出していこうというものです。

例えば、企業の名刺制作を専門にやってきた方は、学生の就職交流会用に名刺を制作するサービスへとシフトしてみる、または、情報誌の販売経験を活かして制作工程を指導する場を作り、様々な分野の情報誌を制作して販促利益を折半するなども考えられます。

毎回、成長期のビジネスに飛び込めるような波乗り経営スタイルを取り込むには、多くの他分野の経営者との情報交換は必須となるので、情報が掴めなければ一気に窮地に追い込まれてしまう可能性もあります。

自分の時間を自在に確保できなければ挑戦もできず、家族と過ごしたり、】趣味の時間にあてたりと、好きなことに時間を使うこともままなりません。ビジネスを進めていく過程で時間の捻出を考えていくことは、継続への第一歩です。

また、1つのことに固執してしまうのは、可能性としてもったいないと思う部分があります。次の展開が打ち出せる条件が揃っているのに逃してしまうのは、機会損失に加えて、【利益が縮小した際のリスクヘッジ先がなくなってしまいます。挑戦していけばいくほど、いつしか導入としては敷居の高いビジネスとなり、参入障壁が生まれてライバルも少なく空いてきます。

がら空きの市場はブルーオーシャンと言われていて、競合がひしめく市場はレッドオーシャンと呼ばれています。踏み出せば踏み出すほど、販売のインフラが整っていて、なおかつ段階を踏まなければいきなりは飛び込めないので、実はレッドオーシャンこそ空いているという体感があります。

条件が揃ったら、どんどん人に任せて資産とし、挑戦する時間を作る。そして展開した1つ1つは、自動化、量産化するためにパッケージ化を意識しましょう。逆算によってビジネスを繋げていくイメージを持つことで、一点に固執することもなくなるので、ライフサイクルに巻き込まれて失速することを防ぐことができます。

大きな枠組みを持って最初の行動をすべて意義のあるものに繋げていけば、すべてのビジネスは通過点であり、そこに存在するリスクがわかるようになります。通過点とするビジネスでお客さんを雑に扱うようなことがあれば当然、先はなくなるので、変なビジネスをやろうと思わなくなりますよね。

経営者1人1人がこうした意識を持つことで、お客さんを含めて人を大切にすることに繋がるだけでなく、良い商品やサービスが溢れていくことにも繋がり、ビジネス継続の基礎となっていきます。複雑に考えれば考えるほど奥深いのがビジネスとも言えますが、根本を押さえてしまえば実にシンプルです。負の連鎖、正の連鎖も、まさに考え方の基軸1本で変わってきます。ビジネスを長期にわたって続けるということは、根幹にあるシンプルなメッセージを1つ1つ見つけていくことなのかもしれません。

ABOUTこの記事をかいた人

株式会社アイマーチャントの代表取締役をはじめ8社の役員を務める経営者。 小資金戦略の第一人者として顧問コンサルティングでは、未経験者が7割を超える中、過半数が経営者として独立。2003年、個人インターネットビジネス黎明期より資金3万円で独立し、多岐に展開出来るビジネスモデルを構築。自社が得意とする6つのモデルを基軸に、独立起業の登竜門としてコンサルティングとプロデュースに従事。 著書「小さくて強い会社の作り方」「メール起業40の成功法則」