競合するのではなく支援体制に切り替えてポジションを取る

本日はポジションの取り方という視点でお伝えしていきます。様々ニーズを研究して商品のテーマを決めるのも1つですが、自分の動き方1つでガラっとシェアを獲得する事も出来るのです。

現状で多くの方がイメージしやすいFacebookを例にあげていきますね。ある人はエステの集客に繋げたい、またある人は顧問契約を増やしたい、そしてまたある人は工具を売りたい等々、千差万別とも言えるほど個々で物を売りたい人が大勢いるFacebookで、あなたが何かを売ろうと思った時、どんなものが思い浮かぶでしょうか?

大多数と同じように、自分の売りたいものを掲げていては埋もれてしまいます。売りたい者同士という繋がりから一転、自分の地域やお客さんになり得る人達にアプローチを変えていくという人もいるでしょう。ですがもっと良い方法があります。経営者をターゲットにした方が、意欲的な方も多く価値に敏感に反応を示してくれます。こうした状況でビジネスを始める時には、売りたいものがある人を支援するビジネスが当たります。

ゴールドラッシュでは、金を掘りに行く人達より、掘りに行く人にがツルハシやデニムを売った人たちが最も富を得たという話は有名ですが、知っているだけで自分に落とし込んで活用している人は極稀です。ブランド向上支援の一環としていプロフィール動画の制作、セミナーの動画撮影、WordPressのオリジナルカスタマイズ等、そのターゲットを中心に考えて、サービスを作り出せば必然と需要を掴む事が出来ます。

極稀と言いましたが、その理由は自分にその知識や技術がないと思ってあきらめてしまう方が大半だからです。自分に出来ない事は、サービスと立ち上げる事は出来ないという個人の方に多い考え方ですが、自分で全て出来る人のほうが実際少ないです。

僕の尊敬している経営者は、インターネット集客の最前線にいますが、自分自身はSEOの知識やPPCの知識もありません。WEB制作の一切も出来ませんが、全てにおいてのサービスを展開し多くのお客さんの受注を得ています。経営者が全ての業務の技術的な部分に精通しているというのは、規模が大きくなればなるほどまずありません。

プレイヤー視点ではなく経営者視点。こうしたスキル不足を解消するための方法も、資金をかける事なく無数に立ち上げる方法はサービス利鞘モデルとして別途お伝えしていきます。

さらに、制作サービス等の競合が多い分野では、そこからもう一歩絞ります。WEB制作サービス自体は、検索するだけでも山ほどあるために、業種で絞って特化型にしています。上手く行ったら他市場にスライドさせて、同じサービス内容でも業界特化型にする事で横に展開しする事が出来るようになります。収益の厚みが増すので必ずやっておきたいところです。

 全ての流行メディアに率先して張り付くポジション取り

流行にあえて乗る事で、人が集まる場所を攻略する事もできます。人が集まるところには必ずビジネスチャンスが生まれます。主流とされるメディアは移り変わりますが、例え一過性のブームであったとしても流行りにあえて乗る事で、知識、仲間、新規ビジネスのきっかけ、そして自社の成長の糧を手に入れることも出来ます。

・Amebloが流行っているからAmebloを始める。
・Twitterが流行っているからTwitterを始める。
・Facebookが流行っているからFacebookを始める。

一見、全てメディアに振り回されてそうな感じを受けるかもしれませんが、流行りにあえて乗っかる方がビジネス上では恩恵が大きいです。もっと言えば、流行りそう(先取り)だから始めておくという形がベストです。

人が集まるところには、ビジネスチャンスがあるというのは、色んなところで言われていますが、まさに新規メディアは宝庫です。新しいメディアというのは、ビジネス意欲が高い人が早期に集める傾向にもあり、スタート段階であればあるほど今まで全く繋がった事がなかった新たな出会いも生まれます。金銭面以上に、重要な出会いのきっかけが得られるのは大きいです。

また、ポジション取りも容易で、そのメディアをテーマにしたセミナーは人が呼びやすく、コンテンツも販売しやすいのが特徴です。新規メディアが登場する度に、専門家ポジションをいち早く築いて結果を残し、集めた見込み客に向けて従来の自分の得意分野へ誘導、展開をしていく人は必ず現れています。各メディアのカリスマも同じく出てきます。

もし仮に、ブームのようなものが去ったとしても、問題ありません。基本はメディアを活かしたマーケティングに興味があり、自身のビジネスを成長させていきたいという層なので、他へ導く事も難しい事ではありません。また、先行で始めなかった場合には、先駆者とは別のベクトルでポジションを取る事になるので早々に参入する必要はありません。

ちょっと乗り遅れた、気乗りしなかった、向かいていなかったという理由で後手に回った際には次の項目が使えます。

常に一定の需要を獲得する旗の振り方

今度は先ほどと逆の視点になります。先行者利益という言葉も聞いた事があると思いますが、ビジネスではタイミングによるポジション取りが非常に有効なのは事実です。同じ事を始めて、同じ労力をかけても、参入した時期によって著しく結果は変わります。

それでは、これから参入する場合には、どのようにしてポジションを確立するのか?様々な方法がある中で、常に手札として使える方法が「逆張り」です。10年間以上、私くも含めてクライアントも、この方法は一定の成果を上げてくれています。

【流行り】に対して【対抗馬】を掲げて旗を振る。

シンプルですが、あらゆるジャンルで必ず一定数の方々が興味を示します。なぜなら、その都度の流行を体験した人や手にした人の中には、満足している人がいる一方で、自分には合わない、上手く活用できない、向いていないと考える人が出てきます。個人が抱く感情は必ずこのように分散していきます。また、流行が一般化すればするほど、他の刺激を求める方もいるので、旗振り方1つでポジションを確立する事が出来るのです。

例えば、Facebookが流行っていたら、その流行に乗って上手に使いこなしている人がいる一方で、今いち上手に使えなかったり、既に活用する事を諦めている人もいます。また、理由はともかく疲れたという記事も見かけます。そんな時、Facebook以外のメディアで、使えるものがあったというアナウンスをしたらどうなるでしょうか。

Youtubeとgoogle+活用方法、iTunesを利用したPodcastの活用方法等、他の道筋を提案していったとします。すると、Facebookを中心に活動している人には響きませんが、先ほどの方々には魅力的なアプローチになります。待ってましたと飛びつく方も出てくるでしょう。もちろんこの場合、自分自身がFacebookを中心に活動していて、十分な恩恵を受けていたら説得力に欠けますが、これはどんな事柄にも転用できる方法です。

あなたのビジネス市場が「低額商品」で溢れていたら「高額商品」にすることで興味を持つ人が一定数出てきます。「裏技」ばかりが溢れていたら、「正攻法」を学びたいという方が一定数出てきます。「オンラインビジネス」が脚光浴びている場合、「オフライン」で効率的に結果が出る方法を打ち出せば、一定数は必ず興味を持ちます。マーケティングを例にとってきましたが、どの分野でも使えます。

そこで接点を持った見込み客と関係を構築していく事が出来れば、小さくても強いビジネス作りの工程に入っていくだけです。

メルマガ、ブログ、PPC、SEO、SNS等は、ネット名物とも言えるくらい常にぐるぐると旗振りをする人が巡っています。ファッションも時代を遡って繰り返している部分がありますよね。逆張りを使って旗を振る時には、机上の空論ではなくしっかりとした商品なりサービスを提供しなければ全ては水の泡になってしまいますが、一個人でもチャンスを掴めるという意味では非常に有効な方法となります。