お客さんは、自分が必要としている商品に気付いていない状況であることも少なくありません。そのため、各無料メディアのどこからでもコンタクトを取れるようにするだけではなく、着実にメールアドレスを登録してもらい、こちらから情報を発信できる体制を構築していきます。

あなたの存在が認知されることで、初めてメルマガの内容にも目を通してもらうことができます。まずは、あなたが勝負している分野での情報や、商品やサービスの必要性、利便性などを伝えるというよりは教える情報を発信し、その価値と内容から信頼できる存在として興味を持ってもらうことです。そこで初めて提案価値に対して検討する段階へとお客さんは進んでいきます。

いきなり商品を見て購入するケースは稀で、商品の価値がダイソンの掃除機や、にんにく卵黄くらいの有名な商品であれば、細かな説明は不要です。ですが、お客さんが初めて見る商品であれば、価値を十分に理解してもらうための説明が必要になります。提案価値を感じてもらうためにも、無料のコンテンツを複数配布する場を設けます。

無料コンテンツは、動画、音声、文章のどれでも構いません。あなたの商品と関連性のあるコンテンツを作成するのですが、とにかく間口を広く持つことです。まずは、あなたのメッセージに耳を傾けてくれる状況を作るのが目的なので、ピンポイントで商品に直結するような無料コンテンツに限定する必要はありません。

お客さんの興味を引くことができるものを、考えられる限り無料、有料問わず提供していきます。この時に提供するものは、直接自社商品と関わる事柄でなくとも構いません。大枠で共通のカテゴリという認識です。例えば、あなたの売りたいサービスが「Facebook集客サービス」だったとしましょう。あなたが無料で提供するものは「ネット集客7つの嘘」「インターネットビジネスでお小遣い」「サラリーマンの月3万円のネット副業」など幅広い分野から集めていきます。市場全体を覆うようなイメージです。

まずは、こちらからプッシュ型で情報を届けることができる環境を作ります。この時点で興味の矛先が「Facebook集客サービス」ではなくとも、まったく問題はないのです。共通項としてビジネスで利益を上げたい人達なので、それを踏まえて1つ1つ重要性を説いていきます。もちろん、興味のない人はどんどんメールマガジンを解除していきますが、中にはあなたのセールスに反応を示す人たちが出てきます。幅広くリーチをかけていなければお客さんは知ることもできなかったので、知ってもらう機会を作る上でも重要です。また、無料コンテンツの中身には3つの要素を組み込むようにしてください。

【価値】のあるコンテンツを作る

役立つ内容であれば、たとえどれだけ短くても問題はありません。コンテンツのボリュームではなく、お客さんが知りたいことを提供すれば良いのです。

認知】を向上させる仕組みを取り入れる

無料コンテンツのみに興味を持って登録される方が大半なので、その後にメールを送った際に「誰?」と言われないように、しっかり名前や顔写真など、活動状況がわかる内容を入れます。

【拡散】される仕組みを取り入れる

無料コンテンツを、個人メディア(Twitter、Facebook、メルマガ、ブログなど)で紹介してくれた方には、さらにコンテンツを提供します。

価値は信頼のきっかけに、認知は支持のきっかけに、拡散は見込み客増加に繋がります。無料コンテンツは少しずつ増やしていけるようにしましょう。これらの日常の活動が、新規獲得に大きく左右していきます。早速次から具体的な話に入っていきますね!