【第113回】機能的価値で戦わない自分を作る – ズレの認識と活用法 –

機能的価値で他社から抜き出るのは簡単な事ではありません。切り口（見せ方 / コンセプト）による優位性は去る事ながら、誰1人として同じ人はいないという「個性」を取り入れる事はマイクロ法人や個人事業では有効な手札です。

ただ、僕は以前から「パーソナルブランド」は諸刃の剣である事も伝えてきました。

あなただから選ばれるという事は、あなたがいなければ回らないビジネスを作ってしまっている事になります。この状態で事業をスケールする事もまた難しいと考えていましたが、そこから脱して展開していく実体験を得ました。現在のマーチャントクラブ支部のように、僕が大切にしている思いは理念や文化に乗せて広げていく事ができます。

あなたが現在「強み」として打ち出している事は、仲間やお客さんに浸透しているかどうか？ もしかしたら周囲は、あなたに対して別の部分に魅力や強みを感じているかもしれません。 自分が見ている自分。第三者が見ている自分。ここのズレを知る機会はなかなかありません。

今回の定例会は、今のマーチャントクラブ本部だからこそ出来る事で「着実にひとりひとりが持ち帰れる内容」にしたいと考えました。定例会の意図と詳細については、毎週日曜日に配信している休日会議で共有しましたのでご視聴下さい。コミュニティを運営をしている方で、会員同士の交流が出来ている場では非常におすすめの施策です。

人の良いところを見つけるプロになる事

ビジネスで窮地に立たないために必要な習慣を1つあげるとすれば、僕が20年以上やっている事である「人の良いところを見つける習慣」です。他者のことを考える時間をどれだけ作ることができるかは、非常に大切なポイント。

物事がうまくいかない時は「自分の在り方・自分の方向性」など、自分の事を考えがちです。ただ、ビジネスは人の役に立ってこそ対価を得る事ができます。となると、考えなくてはならないのは常に他者。他者を満たすには他者を知る事。他者に目を向ける取っ掛かりとしてお勧めなのが「良いところを見つける」という事。

誰しも悪い部分はありますし、せっかくの縁で距離が近くなっても、距離の近さ故に見えてくるダメな部分もあります。僕なんて、挙げればキリがないほどダメなところがたくさん…。詳細は定例会動画でご確認ください。笑

良いところを見つける、他者を思う気持ちは、どれだけ効率化や仕組み化が促進されようと色褪せない「大切なアナログ要素」だと覚えておいてください。

第三者の視点で「自分自身の長所や強み」を把握する

私の良いところを教えてください。私の好きなところを教えてください…と、親しい友人には聞けるかもしれませんが、複数人に聞くというのはなかなか出来ませんよね。僕も教材や講座の感想や推薦をいただく事はありましたが、この20年間を振り返っても、未だに「自分の良さ」というもので確信めいたフィードバックを手にした事はありません。

そこで、僕が司会となり「1人につき5分間」という限りある時間の中で、フィードバックをする定例会を実施しました。時間を短くした理由は、熟考した答えよりも数分間でパッと出てきた言葉の方がリアリティがあるからです。

5分間×人数分なので、今回のワークはかなり大変だったかと思います。でも、人の良いところを探す習慣づくりの一貫としても、僕は有意義な時間だったと確信しています。

自分は第三者からどのように映っているのか

本部メンバーは皆、取り組む事が明確になっている面々です。どこにも売られていない有益な情報源を持ち帰れる事が、ひとりひとり活動を後押しできると考えました。マーチャントクラブ会員、支部会員の方はお気軽に下記より記事をご覧ください。

各記事にはパスワードがかかっていますが、半角の「1」で閲覧できます。

第113回マーチャントクラブ定例会 講義ビデオ

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マーチャントクラブのメンバーは過去の講義ビデオをいつでも振り返る事ができます。（講師によっては当日参加者のみに公開する部分があり、講義ビデオでカットしています。）また、勉強会では交流会も含めて自由に質問が出来る環境がありますので、当日参加をお勧めいたします。

講義ビデオは予告なく公開を中止する事もありますので、メンバーは極力講義ビデオに目を通して、理解を深めていただければと思います。

※過去の講義となりますので講師の方々へ直接の質問はご遠慮ください。クラブメンバーの方で、わからない部分や聞いてみたい事は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。勉強会のテーマも随時募集しております。