① 個人が小資金で出来るビジネスモデル実例
② 複数のビジネスモデルを重ね合わせて基盤を作る実例
③ 時間を奪われずに資金を確保するビジネスモデル構築の実例
④ このページの記事になります。
⑤ 「1から100」より「0から1」で決定的な差がうまれる
現在、提供している複数のサービスは、会社としては実質1人で回していますが、多くの方々と提携をしています。自分の利益は相手にとっても利益となり、お客さんにも満足してもらえる仕組みです。自分ですべてをやるのではなく、いかに人との接点を設けるかという部分に重点を置いたから見えてきたことかもしれません。
無数に立ち上げたビジネスは、大勢の方々と関わりあいながら、1つ1つは小さくとも表面上では見えない部分のやり取りで繋がり、支えあうことで次々と展開していきます。利益は独占的なものではなく、どんどん共有していくようなイメージでしょうか。自分の結果が第三者の喜びにも繋がる仕組みはモチベーションも高まります。だからこそ、自分のビジネスモデルにこうした要素も全部盛り込んでいきました。
得意な事に特化して作業効率をアップ
苦手な事は10日間かかったとしても、得意な事なら1日で終わるケースもあります。自分の得意な事だけに集中できれば、結果として回転率が大きく向上します。
こうしたモデルを作るには、自分ですべてをやるという発想を捨てきらなくてはいけません。すべてを1人でやるのは到底無理な話です。つまり、ビジネスを構築した先には、富を分け与えて最も重要な「時間の確保」を先決する必要が出てきます。ビジネスは、インターネットの加速度的な普及によって非常に流れが速くなりました。優秀な人間もどんどん参入しています。過去の成功に固執して留まってしまうと、新たなチャンスにも飛び込むことができません。
せっかく立ち上げるビジネスですから、お客さんはもちろんこと、一緒に喜べる仲間と祝杯を挙げるような環境を作るためにも、一度構築したビジネスはパッケージ化して人に預けて、できない部分は相互のメリットを持って提携していきました。苦手なことを任せて、得意なことだけに集中できれば、どれだけ生産性が上がるかと考えた時、1から10まで1人でやりがちな僕は「パートナー」と組むことを選択しました。たとえ収益を等分にしたとしても、得意なことだけをやり続けることができるので、結果として企画の数を増やしていけるために利益が大きくなります。
こうして様々なビジネスを実践していった結果、無数のビジネスで多忙極まりない生活になるかと思えば、一切そんなことはなく、逆に時間ができるようになっていきました。
商品の代行販売はパートナーに全権委任し、会員制の講座は一度流れを作ってからは別のパートナーにすべてを任せています。OEM契約で築いた数十のビジネスは、元々が楽な仕組みではありましたが、さらに販促権利を譲渡するなどして手離れさせました。実働は、数社のコンサルティングと他社のマーケティングのみです。生きるためのビジネスであるライスワークは、すべて継承までを考えてデザインしていきます。それは、理想のビジネスへ向かうための手段であることと、様々なことに興味を持って挑戦を繰り返すことが一番安全なビジネススタイルと感じているからです。
そこで、時間が十分にできた僕は、家族と過ごす時間も楽しみながら、ライスワークではなくやりがいや興味を優先したライフワークへと進みます。
口コミや懇親会から企業の商品マーケティングを経験させてもらったり、美容院やネイルサロン、飲食店の集客も手伝わせていただくようになり、これが新たな興味の引き金になりました。それは、自分の住んでいる街の商店の集客を手伝うということです。
インターネットの集客が少ない資金で効果的にできると実感したものの、これまでチラシや地域の口コミに頼っていた商店は、ネットに対して懐疑的な意見を持つ方も少なくありませんでした。また、マーケティングの専門用語が少しでも出ようものなら、ますます身構えてしまいます。そこで、僕が考えたのは無料集客アドバイスです。
自社の地域の商店だけ無料集客することにして、得た効果だけを実績として活用させていただくという流れです。自社の地域では無料ですが、他の地域では有料で展開していきます。自分が暮らす街に、これまで得た経験を還元できる。街が活性化されることは、僕にとっても嬉しいことですし、ビジネスを楽しみながら地域の方々と交流が持てるので非常にやりがいを感じています。
また、小資金でできるビジネスを伝えていく中で、自分自身のスキルを生かしたもっと別のサービスはできないかと考えるようになりました。新たに会社を作りスタートさせるビジネスは、これまでとはまったく異なる別市場での挑戦となりますが、これも時間を捻出するビジネスモデルを組んだことで、飛び込む機会を失わずに勝負することができます。
ビジネスモデルはパッケージ化をイメージして構築する
ライフワークを存分に満喫するためにも、ライスワーク(収入基盤)となるビジネスはパッケージ化までを想定して継承できる流れを組みましょう。僕の場合は実践して利益を出した後、その方法論を伝えて広く普及していきます。その中からパートナーを見つけて継承し、時間を捻出していきます。
簡潔に時系列でビジネスモデルを書いていきましたが、共通項として単発で終わらず、次の展開が必ずあるということです。すべてのビジネスモデルは、パッケージ化をイメージすることで継承することができます。また、個々のお客さんや協力者との関係を育めば、次の展開もその次の展開も、あなたの周りにお客さんがいる以上、ビジネスはいくらでも作り上げていくことが可能です。
ここで自分のビジネスを振り返ってみると、自分でやるのは最初だけで、どんどん人に任せていくことで収入基盤を作っていることに気付きました。時間の捻出を考えてやってきたことが、事業継続の安定収入につながっていったのです。
プレイヤーから監督になろうとコンサル生には伝えているのですが、僕を起業当初から可愛がってくれる経営者は、ビジネスには「上場、売却、清算、継承」の4つしかないと言っていました。
僕の場合は、継承することを選びました。自分自身が常に興味のあることに全力を注ぎたいと思っても、身は1つなので限界が出てきます。また、いずれ自分自身が働けなくなったときにも、「商品を生み出して、お客さんに届ける方法」さえ身につけておけば、将来に対する不安は最小限に留めることができるという思いもありました。
ビジネスモデルを組み立てて利益が出た事業は、利益を配分してどんどん人に任せて、着実に入る収入源を確保していきました。なぜ社員を雇わないのかと思った方もいるかもしれません。それは、小さくとも1人の経営者にビジネスを任せる方が上下関係もなく、新たな意見が飛び交ったりして相乗効果も大きいという経験からです。僕が望んでいるビジネスが独立した個人同士での繋がりだったことも起因しています。
内情として、例えば会員制講座1つで年間1000万円の利益が出るとしたら、卒業生に入ってもらって500万円で折半して任せていけるようにしていきます。すべて任せられるようになったら、次の講座を立ち上げて同じように繰り返していきます。
サービス仲介の利鞘モデルは、販促のみで作業がないので量産体制に入りましたが、そのうちの何割かはサービスの販促権利を渡して任せています。何もしない状況を作り出せるように工夫をしていきました。また、商品の代行販売は、宣伝方法をテンプレート化して、売り上げ報告や商品委託者への連絡もすべて仲間に任せています。
時間の確保ができれば、自分が情熱を注いでいるコンサルティングビジネスに時間を割くことができますし、そこに効率性を一切求めることもありません。やりがいを感じて夢中になれることに対しては、薄利であろうが非効率であろうが、それがやりたくてやっているので凄く充実した生活を送ることができます。
一対一でビジネスを教えるというコンサルティングモデルでは、僕自身が年に数名しか関わることができないので、売上としては全ビジネスモデルの中で最も少ないものとなります。ですが、そうしたお金を気にせずに取り組める環境を作り上げるために、逆算してここまで辿り着くことができました。非効率さをとことん楽しむための基盤作りとも言えるでしょう。
① 個人が小資金で出来るビジネスモデル実例
② 複数のビジネスモデルを重ね合わせて基盤を作る実例
③ 時間を奪われずに資金を確保するビジネスモデル構築の実例
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⑤ 「1から100」より「0から1」で決定的な差がうまれる