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飯島 裕之
マーチャントクラブ広報委員 / 取材担当の飯島裕之(KunKun)です。この記事では、マーチャントクラブに所属する経営者へのインタビューを通じて、その人の魅力に迫りながら学びをお伝えします。

今回取材するのは、クラブNO.95・株式会社ハルケーション代表取締役・森山はるみ(ハルピス)さんです。

Webに関する豊富な知識・キャリア・実績を誇り、昨今は数々のクラウドファンディングを成功に導くクラファンプロデューサーの異名を持つハルピスさんに、ビジネスに参入したきっかけや当時の想いから、クラファン成功の秘訣などを語って頂きました。

公式LINEやTwitterで目まぐるしい活躍を見せる彼女の素顔とブレイクスルーまでの舞台裏はどんなものか?森山はるみさんことハルピスさんの魅力をお届けします。

前編をご覧になっていない場合は、こちらか前編取材記事へどうぞ!

ネットビジネス世界に飛び込んだキッカケは中学の時に買ってもらった携帯電話

飯島  ハルピスさんは14歳でビジネスを始められたということなんですが、ビジネスって必須科目ではないじゃないですか。参入する人しない人がいる中で、どういった経緯でこの世界に飛び込んだんでしょうか?

ハルピス わたしが私立中学を受験して合格した時、ご褒美として親から携帯電話を買ってもらったんですね。で、ゲームとか色んな事をして遊んでいる中で、中学2年になった時に無料でホームページを作れるレンタルサーバーが出始めてきたんです。

要するに「会員登録さえすればホームページが出来上がりますよ!」っていうサービスですね。モバイルスペース・ポケットスペース・ライブドア等とか。

そういうサービスを使ってみんな自分のホームページを作り出してたんですけど、無料のサービスなのでデザインが好きなように出来なくて。でも、上級者向けにコードを入れ込むだけで少し元のデザインを変形できるっていうサービスがあったんです。

そこからホームページのデザインを色々するようになりました。それと同時に、歌手とかキャラクターの画像の上に歌の歌詞をコラージュさせたもの(歌詞画像)や、ディズニーの画像をモノクロにしてキラキラさせたもの(クリスタル画像)を待ち受けにするのが流行っていって。拾い画像でもたくさん可愛いのはあったんですけど、自分でパソコンで作り始めたんです。

飯島  ちなみに当時からパソコンお持ちだったんですか?

ハルピス いや、お父さんの会社のパソコンですよ(笑)

飯島  すごい!お父さんので!?

ハルピス マウスで可愛い字体の文字を書く練習してました(笑)それで出来上がった画像をホームページにあげてましたね。

飯島  そもそもブログを書くために、ホームページを作ったんですか?

ハルピス 「無料で作れる」っていうから興味持って、日記をアップしてただけだったんですけど、待ち受け用に作っていた画像もサイト内の掲示板にアップし始めたんですよ。で、「今日はこんな感じの画像作りました!」っていう風に更新し始めましたね。

それから、今でいうワードプレスの固定ページのような機能で【リクエスト掲示板】というものを作りました。

そこに、画像サンプルと文字の字体サンプルをたくさん載せて「良ければお好みのもの作ります」みたいな感じで無料で注文を受けてました。そこから来てくれた方と交流を深めてましたね。ブログだけじゃなかったのですごく豊かなホームページになっていきました。

あと!その時期に、もう一つ私が興味を持っていたのが、クリックしたらお金がもらえるお小遣いサイトで(笑)毎日ひたすらクリックしてたんですけど、1クリック0.1円とかで全然貯まらないんですよ。

でも1人に紹介したら500円とかもらえる仕組みだったので「だったらクリックするよりも紹介したほうが良いな」と思い、ホームページで紹介し始めました。

元々やっていた画像作成の代わりにクリックしてもらったりだとか、会員登録してもらったりだとか。今思えば、それがネットビジネス参入のきっかけですね!

飯島  そのようなきっかけがあったんですね!

クラウドファンディングは『最初にどれだけ支援者を集められるか?』を一番大切にしていますね

2020年第76回マーチャントクラブで登壇

飯島  そんなハルピスさんも、今ではたくさんのクラウドファンディングのプロデュースに携わっているじゃないですか。2020年コロナ渦で大変だった中でも目標金額を達成させていると思うんですけど、クラウドファンディングを成功させる上で一番大切にしていること・必要だと思うことは何ですか?

ハルピス 『いかに最初どれだけ盛り上げるか?』ですね。最初盛り上がっている感じがしなかったら人が集まらなくて…そういうのって見た目で伝わるじゃないですか。行列が出来ているラーメン屋さんと出来てないラーメン屋さん!みたいに。

飯島  その状態をあえて作れるように、最初から設計するんですか?

ハルピス そうですそうです!そこをどうやって作るか?っていうのを、クライアントさんと話し合って決めていきます。

クラウドファンディングで『1週間以内に3分の1の支援が集まらなかった企画は成功しない割合がすごく高い』って統計が出ているくらい、最初にどれだけ集まるか?が関係してくるので…そこを一番大切にしていますね。

飯島  とても勉強になります。ありがとうございます!

Twitterに振りきって成果を出せたのは…友人の助言がきっかけなんです

飯島  クラファンプロデュースもそうですが、ハルピスさんは、SNS運用の実績や発信スタンスなど派手な部分がクローズアップされているイメージがある一方で、実はビジネス歴も長くてすごく苦労人じゃないですか?そんな中で、TwitterとかLINEに振り切った理由を聞かせてください。

ハルピス 元々、LINEのアフィリエイトとかをやっていた事もあってLINE自体をよく使っていたんですよ。登録してもらってから毎日自動でLINEメッセージが送信されるようにステップとか組んだり。

なので、Twitterを始めるより2年くらい前からLINEの運用はしていたし、そもそも詳しいっていうのはありましたね。

Twitterは、元々はAmazonギフト用アカウント(リツイートでギフト券プレゼント)を、稼げるよ!っていう友達と一緒に始めてたくさん作っていたんです。けど、一気にアカウント20個くらい凍結されてしまってTwitter自体やめたんですよ。

Twitterの悪徳アカウントを全部凍結する流れがあって、Twitter内の治安がめちゃくちゃ良くなったんですね。

なので私もそれ以降、Amazonギフトキャンペーンには参加しなくなったんですけど、やめてから半年後に私が仲良くしている地雷屋さんってアフィリエイターが「ハルピス、Twitter向いてそうだからやってみれば?」って助言をくれたんです!

その言葉をきっかけに、再度アカウントを作って始めた!というのが振り切ったキッカケですね!

まずはお世話になっている人を中心にイイネしまくったら、1日に30人ずつくらいフォロワーが増えていって。たくさんツイートやイイネをして、プレゼント企画とかも積極的にしていったら、どんどんどんどん増えていった感じです(笑)

仲間が欲しいし誰かと一緒に作業するのが好き。作業会などの企画はその延長線

飯島  ちょっと待ってください(笑)それって「noteとか書籍とかのノウハウを学んでやった!」とかでなく、もうノリと勢いでやったということですか?

ハルピス あぁそうです(笑)もうノリですね。

飯島  すごい!!

ハルピス 勢いでやり始めてからは「こういうnoteあるから、参考に見てみるといいよ!」とか紹介してくれる人がいて、頂いたコンテンツとかは読んでみたりはしましたけどね。それを参考にはしてましたが、最初は本当に自分でやってましたね。

…なので、あんまり私は「noteとか読んで学んで実践して」みたいなことはしてきてないです。

飯島  最後にお聞きしたいんですが『バナナバー』とか『バナナカフェ』とか、ライブ配信の参加人数が多い企画を行う一方で『作業会』等のオフライン企画も大切にされているじゃないですか。オンラインで1000人近く集めているのにも関わらず、なぜオフラインにも力を入れるのか!?そのあたりの考え方とか、想いがあればお伺いしたいです。

ハルピス 作業会は、私が誰かと一緒に作業するのが好きなんですよね。なので、何か意図や戦略があるというよりは、ただただ仲間が欲しくてその延長線上で行っている感じです!

でも、じゃあ「実際に作業会する!」ってなっても…例えば『作業会バー』っていう企画があって、そういった企画だとスナックみたいな感じで私が主体になって喋ったりするんですけど、単なる『純粋な作業会』の場合は、集中したい人も多いのであんまり喋らない方が良いじゃないですか?

なので、特に何も話さずに作業するっていう感じでやってたり。

作業回1つとっても使い分けていますね。

飯島  応援・支持してくれている層の需要に合わせて企画内容も細かく使い分けているんですね。ありがとうございました!

ハルピス はい、ありがとうございました。

クラブNO.95 森山はるみプロフィール

森山はるみ


株式会社ハルケーション代表取締役。
1989年10月21日生まれ大阪出身。

14歳のときにインターネットを使用したビジネスに興味を持ち、中高時代は趣味でWeb制作やSNSコミュニティ運営などに没頭。

2011年に関西外国語大学中退後、数年間はIT業界でフリーランスや会社員として活動し、2020年6月に株式会社ハルケーションを設立。現在は、SNS広告・Webページ制作・クラウドファンディング・デジタルマーケティングの専門家として大中小企業向けにサービスを展開している。

株式会社ハルケーション代表・森山はるみ(ハルピス)の公式サイト
森山はるみTwitter

森山はるみさんがゲスト出演しているラジオ番組「飯島裕之のダメ素」

『ダメ素』は飯島裕之が配信している『失敗と挑戦のカタチを声に乗せてお届けする』ラジオ番組です。 時には飯島裕之1人で、時には様々な分野のプロをゲストとして招き、今挑戦している事例や失敗談とそこから得た学びをシェアしています。

飯島裕之のダメ素

ゲスト:森山はるみ

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  • 【大破壊】手にしたノートパソコンは片っ端から壊していきます!feat.ハルピス

インタビュアー / 飯島裕之

飯島裕之(kunkun)/ 企画構成作家


1985年東京都江戸川区生まれ。企画構成作家、HIPHOPクリエイター。

2016年の12月、菅智晃氏からの教材購入をきっかけにアフィリエイトに参入。開始1年で会社員としての月収を超え個人事業からの収入基盤を確立。

その後、総購入者数7千人を超える人気ビジネス教材の講師に就任、5万作の電子書籍の中から優秀賞を受賞するなど瞬く間に頭角を表す。これまでの指導実績は上場企業も含め7社・500人以上。

現在、数多くのイベント主催から培った企画力・Web販売から培った販促力を機軸に、売上に伸び悩む実業家やクリエイターの『Web制作』『サービス設計』『企画提案』などプロデュースに従事。裏方として黒衣に徹しながらも、ブレイクダンス/グラフィティアートなど、エンターテイメントの分野に長く生息してきた事からHIPHOPクリエイターとしての顔も持ち合わせ、アート創作の仕事もひっそりと受注を続けている。

森山はるみさんのインタビュー前編も合わせてご覧ください。