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つづきじゅんこ
マーチャントクラブ広報委員の「つづき じゅんこ」です。この記事では、マーチャントクラブに所属する経営者へのインタビューを通じて、マーチャントクラブの魅力や個々の経営者の経験を通した学びをお伝えします。

今回取材するのは、クラブNO.199、GRIT代表/ マーケティングディレクター マーチャントクラブ新宿支部代表 井口 宏大さんです。

マーチャントクラブという、自分にとって最高の居場所を見つけたと話す井口さん。今回は、井口さん自身が作り出していく「マーチャントクラブ 新宿支部」という居場所についての考えや未来について、井口さんのこれまでの道のりを振り返りながらお聞きしました。

前編をご覧になっていない場合は、こちらか前編取材記事へどうぞ!

放課後の学校帰り、誰かの家に集まってワイワイ楽しんでる。そんなイメージの居場所を作りたいんです。

つづき:ズバリ、最初にお聞きします。井口さんが支部代表を務めるマーチャントクラブ新宿の運営コンセプトは何ですか?

井口:クラブを作ってから約1年でまだぼんやりしている部分もあるんですが、小学校の放課後、誰かの家に集まってワイワイ楽しんでいた。そんなイメージの居場所にしたいと思っています。

つづき:ワイワイ楽しむことが、当時はゲームだったりしたと思うんですが、それがビジネスに置き換わるイメージですか?

井口:そうですね。小学生の頃、同級生に声をかけて10数名が家に遊びに来ることもあったんですけど、外で遊ぶグループがあったり、家の中でゲームをしているグループがあったり、それぞれ自由に好きな遊びをしていました。ビジネスは辛いもの、という考えを変えたいです。遊ぶようにビジネスをする、そんな価値観を広めたいと思っています。

常識にとらわれない、ちょっと変わってる人に来て欲しい。

つづき:そんな居場所に集まるメンバーは、どんな人ですか?

井口:自分の個性を存分に発揮したい、常識にとらわれない、語弊を恐れずに言うとちょっと変わってる人に来て欲しいと思っています。

つづき:なるほど。何だか懐の大きさを感じる支部ですね。新宿支部を見ていると「仲間」という印象も強いイメージですが、その辺も意識してますか?

井口:そうですね。さっき遊ぶようにビジネスをするって話しましたが遊ぶのイメージは仲間と、なんです。一人でやっても意味がなくて。だからこそ、みんなが自由に楽しめるような場所にしたいと考えてます。

理解してもらえない。居場所がない。今までずっとそう感じてきました。

つづき:そんな仲間と遊ぶようにビジネスを楽しめる居場所を作りたい、と考える井口さんの原点はどんなところにあるんでしょうか?

井口:うーん、難しい質問ですね。もともと自分自身が本当の意味で理解してもらえる人がいない、ここだっていう居場所がないと長い間思ってきたので、そのことが根っこにあるのかな。

つづき:長い間、というのはいつ頃からですか?

井口:子供の頃から本当の意味で周りに理解してもらえていないと感じていたこともあって。音楽と自己啓発書だけが自分を理解していくれていると思っていた時期もありましたね。

つづき:すごく孤独な子供時代だったんですね。なぜ理解してもらえなかったんでしょうか?

井口:その辺はよく分からないけど、中学の頃から自分は変わってるのかもという感覚はありました。

本気でバスケットボール選手を目指してました。

つづき:そんな井口さんの子供の頃の夢は、どんなことでしたか?

井口:父の実家が農業をしていてコンバインに乗せてもらったりしてたので、子供の頃は将来農家になりたいと思ってました。その後小学2年でバスケットボールに出会ってからは、バスケットボール一筋です。将来は本気でバスケットボールの選手になる、と思ってましたから。

学生時代は先生や友人に、大学に行くことやいい会社に入ることの意味が分からないとも話してました。そんな考えが周りに理解されなかった理由なのかな?!

つづき:そういえば、井口さんのメルマガのトップ画像は、バスケットボールを持つ写真ですね。でも、バスケットボール選手にはなれなかった?

井口:高校2年で膝を壊して、医者からドクターストップがかかってしまったんです。それでバスケットボール選手を諦めました。それからは何をしたいのか分からなくなって、暗黒時代に突入しました。

派遣時代に学んだのは、仕事関係者みんなが笑顔になることの難しさ。

つづき:プロフィールにあった、派遣のお仕事はその頃始めたんですか?

井口:その前に選手がダメならトレーナーになろうと思って、スポーツトレーナーを養成する専門学校に通いました。2年目の実習先にバスケ部を選択して行ったんですが、そこで気づいたのはトレーナーを目指す自分じゃなくて、バスケに未練たっぷりの自分だったんです。それで更に自分が何をすればいいのか分からなくなって、専門学校を中退しました。その後に始めたのが派遣の仕事です。

つづき:なぜ就職じゃなくて、派遣を選んだんですか?

井口:会社に入っても歯車の一部になるだけで、特化したことしかできなくなるじゃないですか。それだと定年したらどうするの?って思ってました。それなら会社に入らずに自分で稼ぐ力があった方がいいと考えてましたね。それでまずは自分が絶対に選ばないことからやってみようと思って、派遣で工場のライン作業業務に就きました。

つづき:私も就活の時、誰でも替えのきく会社の歯車になるのはイヤだなぁ、と思って通常の道を外れた人なのでその気持ちはすごくよく分かります!派遣時代に、学んだことはありますか?

井口:当時仕事は効率を上げればいいと思ってました。でも効率UPで喜ぶのは会社側だけで、同僚の年配スタッフには仕事がなくなったと激怒されました。その時に仕事関係者みんなが笑顔になることの難しさを学びました。結局、会社側には評価されて待遇は多少良くなっても、会社とスタッフとの板挟み状態の人間関係に疲れ果てて派遣は辞めました。

心が折れたら、そこで終了。でも根性があれば、どんなことでも解決できます。

つづき:その後も暗黒時代は続いたんですか?

井口:はい。次に入った清掃会社がとんでもない会社で、まともに給料が出なかったんです。そのことが理由で、車の中で寝泊まり、食品売り場の試食コーナーで空腹を紛らわせる、そんな生活を半年くらいしてました。

つづき:そ、それはまさに暗黒時代ですね。そこからどうやって、マーチャントクラブに辿り着くんですか?

井口:ご縁があって、清掃会社の次に英会話教室を運営する会社に入ることができました。その入社3か月後に起こったのが東日本大震災。生徒さんは来なくなるし、企業研修も無くなって会社の売上はガタ落ちしました。その打開策を模索する中でマーケティングの存在を知って学びたいと思ったことがきっかけで、その後も紆余曲折がありましたが、最終的にマーチャントクラブ主催の菅さんに辿り着いたという感じです。

つづき:お話を聞いてきて、ホントにすごい道を歩まれてきたんですね。井口さんがそんな中でもここまで歩いてこられたのは、なぜだと思いますか?

井口:僕の中で大切にしてるのが、根性です。心が折れたら終了。でも根性があれば心が折れずに、どんなことがあっても解決できます。そんな根性が僕の一番の武器です。

150名のメンバーの力を集結して、もっともっと遊ぶようにビジネスをしたい!!

つづき:その言葉から井口さんの支部長としての心強さを感じました。間もなく2年目を迎える新宿支部。さらにどんな風にしていきたいですか?

井口:そうですね。まずは2023年中にメンバーさんを150名にします。どうやったらもっとビジネスが楽しくなるかをその150名のメンバーと一緒に考えながら、それぞれが自由に自己表現できる、遊ぶようにビジネスをワイワイ楽しめる、そんな居場所を作っていきたいです。

つづき:新宿支部のこれからが、ますます楽しみですね。井口さん、本日はありがとうございました。

クラブNO.199 井口宏大プロフィール


マーチャントクラブ新宿支部代表

1984年茨城県生まれ。 専門学校中退後、派遣社員として石鹸工場、醤油工場に勤務。 石鹸工場では、某柔軟剤のラインを担当。業務の効率化を図り過ぎ、予定より1ヶ月早く生産目標を達成してしまう。

派遣先の工場長、派遣元の社長に感謝されるも、現場で共に働くおばちゃんたちからは仕事がなくなったとクレームを受ける。 この時、三方良しの難しさを痛感したとかしないとか。 清掃会社を経て、地元の英会話スクールに入社。2011年に起きた東日本大震災の影響でスクールの売上が激減したのをきっかけに、マーケティングに興味を持つ。 2016年、ビジネスパートナーと「SAYES株式会社」を設立。スクールのマーケティング戦略を任される。身長180cmと大柄だが、シャイボーイ(いや、シャイおじさん)。 趣味はバスケットボール、俳句、コーヒー、ビール。 

マーチャントクラブ新宿支部

インタビュアー / つづきじゅんこ

つづきじゅんこ

「伝わる力」であなたの魅力が必要な人に届く、ファンができて応援される、未来を自分で創っていける ファン作りプロデューサー。

気づいていないあなたの魅力や想いを、引き出すこと。そしてそれを、本当に必要としている人に届けるための、あなたに合わせた伝え方作りが得意。

「ねばならない。すべき。」の強い長女気質で、自己開示も苦手、相手の気持ちを考えて、何を話すかを常に考えてしまう性格。

営業職を通じて、相手に伝わるコミュニケーション力を身につけたことで、その性格でも、40歳人生初の新規開拓営業で、入社1年でトップ、最高で半期2,000万円を売り上げ、営業70人の中で表彰、24年半の非正規雇用から抜け出し、大手メーカー正社員に。その後も、菅智晃氏の難関と言われるコンサル面談合格、有名女性起業家の方の100名以上の面接を通過し業務契約など、「伝わる力」で道を切り開いている。

そんな風に、未来を自分の力で創り変えていけた「伝わる力」を、遠慮して、言いたいことを言えない。でも、これからの未来を、自分の力で創っていきたい!!そんな人に伝えたいと奮闘中。

過去の経験と30年間の「ファン作り」マーケティング&セールスの実績を土台に、話下手、アピールやプッシュが苦手な人でも、本当に必要としている人に魅力や想いが伝わる方法を、日々研究している。本人は、バカ真面目で面白みがない人と思っているが、話すと面白いとのうわさあり。趣味は、美味しいものの食べ歩き。食べても太らない身体を探求中。

井口宏大さんのインタビュー前編はこちら