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MERCHANT CLUB
コラム 読了目安 約12分

人脈作りが苦手でも大丈夫。交流会が苦手な人のための、無理のない仲間のつくり方

マーチャントクラブは、2014年に開設した経営者のためのビジネスコミュニティです。このコラムでは編集部が、クラブで見てきたことや主宰・菅智晃の考え、公的なデータをもとに、経営者の悩みに役立つ情報をお届けしています。

名刺交換や交流会の場に行くと、どう話しかければいいのか分からず、気疲れしてしまう自分に、少し落ち込んでいませんか。人脈作りが苦手なのは性格のせいではなく、名刺の数を増やそうとすれば、誰でも疲れてしまうものです。目の前の1人と少しずつ関係を育てていけば、応援し合える仲間は無理なくできていきます。

人脈は名刺の数ではなく、目の前の1人との関係から育っていきます。

この記事の結論

  1. 人脈作りが苦手なのは、性格のせいではない。主宰の菅も、知り合いのいない場では話しかけられるのを待ってしまうという
  2. 名刺の数より、利害のない仲間を少しずつ。大勢の場でも、目の前の1人と話せれば十分
  3. 相手のSNSで自分が興味を持てるところを探しておく、会いたい人を遠慮せずに誘ってみる、断る余白を残す。つないでくれる人がいる場を選べば、無理なく仲間は増えていく

この記事では、主宰の菅智晃の体験と、マーチャントクラブの場づくりで大切にしていることをもとに、人脈作りや交流会が苦手な人でも無理なく仲間を増やせる関わり方をお伝えします。記事の中の主宰・菅智晃の話は、菅が毎週配信している音声番組「休日会議」での発言と、編集部による本人への取材がもとです。あなたが心地よく話せる仲間と出会うきっかけになれば嬉しく思います。

では、本題に入ります。

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人脈作りが苦手なのは、性格のせいではありません

人脈作りというと、仕事につながる知り合いをどれだけ増やせるか、という話になりがちです。そう考えると、目の前の人を「仕事になるかどうか」で見ているようで、気が重くなってしまいます。苦手だと感じるのは、相手を大切にしたいという気持ちがあるからです。

マーチャントクラブも、案件や顧客を探すための場ではありません。挑戦を応援し合い、学び合い、相談できる仲間が集まる場です。そこで生まれる協業や仕事は、あくまで信頼関係の結果です。人脈作りが苦手だと感じる気持ちは、人を大切にできる強みでもあります。

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主宰の菅も、知り合いのいない場では話しかけられるのを待ってしまう

人前で話す機会の多い主宰の菅智晃にも、苦手な場面があります。編集部が聞くと、知り合いがほぼ一人もいない場所では、小さく縮こまって、話しかけられるのを待ってしまうそうです。マーチャントクラブの定例会で、自分から話しかけて仲間同士をつないでいる普段の姿とは、真逆のスタイルだと笑っていました。

2024年の放送でも、菅は「人と会うのすごい好きだけど、遊びに誘えないんですよ、人を」と話しています(休日会議#556)。相手の負担になっていないかを、つい気にしてしまうからです。得意そうに見える人にも、苦手な場面はあるものです。

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名刺の数より、利害のない仲間を少しずつ

2014年の放送で菅は、交流会で薄い関係ばかりになってしまうのは、おそらく狙いすぎているからではないかと話しています(休日会議#036)。本当に仲良くなれるのは、仕事の話を抜いた部分だといいます。

2025年11月、菅は20年前の起業仲間14名との会を自分で企画しました(休日会議#604)。お互いに利害のない集まりなので、気をつかう必要も、本音を隠す必要もありません。乾杯から30分もすると、すっかり昔の空気に戻っていたそうです。仕事につなげようとしない関係ほど、長く続いていきます。

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人と会う量には、波があっていい

菅にも、人と会う量が大きく変わってきた歴史があります。独立したばかりのころの話は起業して仲間がいないと感じたらに譲りますが、2006年に最初の教材を出してからは、毎日のように人に会い、飲み会が週に10回という時期もあったそうです(休日会議#556)。一方で2024年の終わりには、記事を書くことに集中するため、人と会う時間を減らしていました。人と会う量は、そのときの自分に合わせて変えていいのです。

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大勢の場でも、目の前の1人と話せれば十分です

大人数の交流会では、全員と話さなければと焦ってしまうかもしれません。菅は、大勢を楽しませるのは主催者が考えることで、参加者は目の前の人と仲良く話せればいいと話しています(休日会議#036)。

隣に座った人や、前に座った人とは、ある種の運命かもしれない、と菅は言います。たまたま近くにいた1人と、仕事を抜きにしてじっくり話してみてください。1人と深く話せた日は、それだけで十分に意味のある一日です。

名刺を集める 目の前の1人と話す 自分 人数は増えても 関係は薄いまま 自分 1人 人数は少なくても 利害のない仲間になる

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行く前に、相手のSNSで「自分が興味を持てるところ」を探しておく

話しかけるのが苦手なら、準備で不安を減らせます。編集部が菅に聞くと、交流会や飲み会の前には、参加する人一人ひとりのSNSを見ておくそうです。

ポイントは、自分が興味を持てるところを拾っておくことです。自分の興味のない分野を掘り下げても、話は広がりません。興味のあるところを知っておけば、誰が隣に座っても、正面に座っても話のネタが尽きず、菅自身も楽しめて、相手も楽しんでくれるといいます。

2022年には、ある支部の初回の定例会に、オンラインで100名を超える人が集まりました(休日会議#410)。菅は参加者の名前や仕事、Facebookのリンクを一覧にまとめ、13時間ほどかけて一人ずつ確認したそうです。相手を少し知ってから会うと、苦手な場も楽しみな場に変わっていきます。

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誘うのが苦手でも、誘ってみると喜んでくれる人がいます

先ほどの20年前の仲間との会は、菅が自分から声をかけたものです。誘うのが苦手だった菅がメッセージを送ってみると、多くの人が即答で参加を決めてくれました(休日会議#604)。

その経験から菅は、「先入観とか思い込みで誘わないとかはもったいない」と感じたそうです。相手の負担になるかもしれない、と思って声をかけずにいた人も、実は誘われるのを待っていたのかもしれません。思い切って声をかけると、相手も喜んでくれることが多いものです。

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断ってもいいし、断られてもいい

誘うのが怖いのは、断られることが怖いからです。2025年の放送で菅は、イベントを主催する人も、本当は断られるのが怖いと話しています(休日会議#598)。人の気持ちは変わるもので、前は行くと言っていた人の気持ちが変わっても自然なことです。

なので、誘うときは相手が断れる余白を残しておくのが優しさだと、菅は話しています。菅自身は最近、誘われたものには全部行っているそうです。気軽に誘えて、気軽に断れる関係は、長く続いていきます。

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つないでくれる人がいる場を選ぶ

自分から話しかけるのが苦手なら、主催者や運営の人が参加者同士をつないでくれる場を選んでみてください。マーチャントクラブの定例会では、菅が自分から話しかけ、仲間同士をつなぎ、あくまで自然な形で会話が生まれるようにしています。

2022年の年始の放送で菅は、「僕はほとんどが、会うことで勉強してきた」と話していました(休日会議#402)。人との出会いは、そのまま学びにもなります。そうした場の見分け方は、コミュニティの選び方の「在籍メンバーの声を聞けるか」の項も参考にしてください。つないでくれる人がいる場なら、苦手なままでも仲間はできていきます。

相手のSNSで 興味を探す 目の前の1人と じっくり話す 断る余白を 残して誘う つないでくれる 場に通う 苦手なままでも、利害のない仲間は少しずつ増えていく

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疲れる人脈作りと、無理のない仲間づくりの違い

同じように交流の場に出ていても、帰り道にどっと疲れる人と、また行きたいと思える人がいます。その差は、話し方より関わり方にあります。

場面疲れる人脈作り無理のない仲間づくり
目的仕事につながる知り合いを増やす利害のない仲間と少しずつ関係を育てる
場での動き方全員と名刺を交換しようとする目の前の1人とじっくり話す
事前の準備自己紹介を練習する相手のSNSで興味を持てるところを探す
誘い方迷惑かもしれないと思って誘わない断る余白を残して、気軽に誘う
会う頻度無理をしてでも毎回参加する自分の状態に合わせて波をつくる
場の選び方人数の多い単発の会を渡り歩くつないでくれる人がいる場に通う

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無理なく仲間を増やせているか、確かめてみる

全部できている必要はありません。次の集まりで一つだけ試すなら、どれにするかを選んでみてください。

CHECK LIST

  • 名刺の数ではなく、話せた人の数で場を振り返っているか
  • 会う予定の人のSNSで、自分が興味を持てるところを探したことがあるか
  • 「迷惑かもしれない」と遠慮して、会いたい人を誘わずにいないか
  • 誘うときに、相手が断りやすい言い方をしているか
  • 仕事の話を抜きにして、話せる相手が一人でもいるか
  • 主催者や運営の人が、参加者同士をつないでくれる場を知っているか

目の前の1人との会話から、あなたの仲間はきっと増えていきます。

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よくある質問

Q人見知りでも、仲間はできますか?

できます。主宰の菅も、知り合いがほぼいない場では話しかけられるのを待ってしまうそうです。大勢と話そうとせず、目の前の1人とじっくり話すところから始めてみてください。主催者が参加者同士をつないでくれる場を選ぶと、さらに気持ちが楽になります。

Q交流会に行っても、名刺が増えるだけで終わってしまいます。

仕事につなげようと狙いすぎると、薄い関係になりやすいものです。主宰の菅は、本当に仲良くなれるのは仕事の話を抜いた部分だと話しています。交流会そのものの意味については、[異業種交流会は意味ない?](https://merchantclub.biz/column/kouryukai-iminai/)でもまとめています。

Q初対面の人と、何を話せばいいか分かりません。

会う前に、相手のSNSで自分が興味を持てるところを探しておくのがおすすめです。主宰の菅も、交流会や飲み会の前には参加者一人ひとりのSNSを見ているそうです。自分が興味を持てる話題なら、自然と質問が出てきて、会話も広がります。

Q誘われると、断りにくくて困ります。

断って大丈夫です。人の気持ちは変わるもので、誘う側もそれを分かっています。主宰の菅は、誘うときには相手が断れる余白を残すことが優しさだと話しています。無理のない範囲で参加することが、関係を長く続けるコツです。

Qオンラインだけでも、仲間はできますか?

できます。オンラインで知り合った人と、機会があれば実際に会ってみると、関係はさらに深まっていきます。

Q人脈は、仕事につながらないと意味がないのでしょうか?

そんなことはありません。主宰の菅は、ほとんどのことを人と会うことで学んできたと話しています。人との出会いは、それだけで学びや刺激になります。仕事は、信頼関係ができた先で自然に生まれるものです。

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SUMMARYまとめ

目の前の1人から、仲間は少しずつ増えていく

人脈作りや交流会が苦手なのは、性格のせいではありません。主宰の菅も、知り合いのいない場では話しかけられるのを待ってしまうと話しています。苦手だと感じる気持ちは、相手を大切にしたい気持ちの表れでもあります。

名刺の数を増やす必要はありません。大勢の場でも、目の前の1人と話せれば十分です。相手のSNSで自分が興味を持てるところを探しておく、会いたい人を遠慮せずに誘ってみる、断る余白を残すといったことは、どれも今日から始められます。

自分から話しかけるのが苦手なら、つないでくれる人がいる場を選べば大丈夫です。利害のない仲間は、そうした場で少しずつ増えていきます。

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マーチャントクラブ編集部

WRITERマーチャントクラブ編集部

ビジネスコミュニティ「マーチャントクラブ」の編集部。2014年の開設以来、延べ参加者は約1万人(2026年時点)、本部ほか6支部で活動しています。記事に出てくる主宰・菅智晃の考えや体験は、音声配信「休日会議」での発言と本人への確認にもとづいて書いています。

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