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MERCHANT CLUB
コラム 読了目安 約14分

起業して仲間がいないと感じたら。挑戦を応援し合える仲間ができていく順番

マーチャントクラブは、2014年に開設した経営者のためのビジネスコミュニティです。このコラムでは編集部が、クラブで見てきたことや主宰・菅智晃の考え、公的なデータをもとに、経営者の悩みに役立つ情報をお届けしています。

起業してから、気軽に話せる仲間がまわりにいなくなったと感じていませんか。起業して仲間がいないのは、ごく自然なスタート地点です。挑戦を応援し合える仲間は、探し回るよりも、挑戦している姿を見てもらうところから少しずつ生まれます。最初の1人ができれば、仲間の輪はそこから広がっていきます。

応援し合える仲間は、探し回るより、挑戦している姿を見てもらうところから生まれます。

この記事の結論

  1. 「起業仲間」には、共同創業者と、挑戦を応援し合い相談できる仲間の2つがある。後者は、一人で起業していても持てる
  2. 主宰の菅も、独立して1年は事業をしている人と会わなかった。最初の仲間は、知人に送った1通のメッセージから広がった
  3. 宣言と途中経過を見せ、同じ人に何度も会える場に通う。最初の1人ができれば、仲間は数珠つなぎで広がっていく

この記事では、主宰の菅智晃が起業初期に仲間と出会っていった経緯と、マーチャントクラブで見てきた仲間の広がり方をもとに、応援し合える仲間ができていく順番をお伝えします。記事の中の主宰・菅智晃の話は、菅が毎週配信している音声番組「休日会議」での発言と、編集部による本人への取材がもとです。あなたが最初の1人に出会うきっかけになれば嬉しく思います。

では、本題に入ります。

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「起業仲間」には2つの意味があります

「起業 仲間」で調べると、一緒に会社を立ち上げる共同創業者や、ビジネスパートナーの探し方がたくさん出てきます。それも大切な仲間ですが、この記事でお伝えするのは、もう一つの仲間のほうです。

挑戦を応援し合い、迷ったときに相談でき、うまくいったときに一緒に喜べる仲間です。同じ会社で働くわけではなくても、それぞれが自分の事業に挑戦しながら、背中を押し合える関係です。マーチャントクラブに集まっているのも、こうした仲間を求める経営者や個人事業主の方々です。共同創業者がいなくても、応援し合える仲間は持てます。

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起業すると、仲間がいなくなったように感じるのはなぜか

会社にいたころは、同じ職場に同じ目標を追う同僚がいて、悩みも自然と分かち合えていました。起業すると、その毎日の会話がなくなります。友人に話しても事業のことは伝わりにくく、同じように挑戦している人とは、まだ出会えていません。仲間がいないと感じやすいのは、ちょうどこの時期です。

まだ何も成果がないのに人に会っても、と外に出るのをためらう方もいるでしょう。実は、主宰の菅智晃もそうでした。独立してから1年間、事業をしている人と直接会ったことは一度もなかったそうです。何者でもない自分が、まずは仮説と検証を繰り返し、何か伝えられる人間になってから広げていこうと考えていたといいます。

立場から来る孤独そのものについては、経営者はなぜ孤独なのかで詳しくまとめています。仲間がいない時期は、多くの起業家が通ってきた道です。

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菅の最初の仲間は、1通のメッセージから始まりました

菅の場合、仲間の輪が広がり始めたきっかけは、知人に送った1通のメッセージでした。そこから声をかけてもらい、2人で飲みに行くことになります。そのつながりで今度は飲み会に呼んでもらい、少しずつ輪が広がっていったそうです。

最初から大きな交流会に飛び込んだわけでも、誰かに紹介を頼んだわけでもありません。1人と会い、その人のつながりの中に入れてもらいながら、仲間の輪は1人ずつ広がっていきました。最初の一歩は、知っている誰かに連絡してみることで十分です。

知人に 1通連絡する 声がかかり 2人で飲む つながりで 飲み会に呼ばれる 仲間の輪が 広がっていく 大きな会に飛び込まなくても、1人と会うところから輪は広がる

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「次も呼ばれたい」と思える場が、挑戦を続ける力になります

そうして呼ばれるようになったのが、船橋で3ヶ月に1回開かれていた飲み会です(休日会議#542)。20代から40代の起業家たちが居酒屋に集まり、キラキラしながら夢や目標を語り合う、ひたすら明るい場だったと菅は振り返ります。

挑戦を応援する空気にあふれていて、菅は「次も呼んでもらうためにも頑張ろう」と思えるほど素敵な場だったと話しています。エンスーの杜の金盛哲二さんや、のちに生き方に感銘を受けて菅の憧れの存在になる菅野一勢さんなど、先輩の起業家たちにもずいぶん可愛がってもらいました。この場で感じた空気は、今のマーチャントクラブの「挑戦者は皆尊い」という文化にもつながっています。憧れる人たちがいる場は、それだけで挑戦を続ける理由になります。

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今なら、宣言と進捗報告から関係をつくれます

もし今、独立したばかりだったらどうしますか。菅に聞くと、オンラインで挑戦を宣言したり、進捗を報告したりしながら関係を築いていく、という答えでした。当時と違い、今はさまざまなオンラインの場で、会う前からつながることができます。

続けている姿は、実際に人の心を動かします。パソコン教室の先生をしていた会員のマルコさんは、菅のクライアントになるずっと前から、別のコミュニティで毎回ビジネスの報告を投稿していました(休日会議#278)。ほかの人が投稿しなくなっても、マルコさんだけは続けていたそうです。菅はその積み重ねを見ていたので、初めて話したときにはもう、ある程度の信頼を感じていたといいます。

2019年の放送で菅は、最初からうまくいっている人より、何度も失敗しながら挑戦している人のほうに応援が集まっていくと話しています(休日会議#279)。結果が出るまで待たなくて大丈夫です。途中の姿を見せることが、仲間との最初の接点になります。

探し回る 途中を見せる 自分 相手 探す 探す 向かい合ったまま 止まりやすい 宣言と 途中経過 相手 見ている 会う前に信頼が育ち 相手から声がかかる

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人に頼るのが苦手でも、仲間はできます

仲間がほしくても、人に何かをお願いするのが苦手な方もいるでしょう。菅も、協力をお願いすることがとても苦手だったそうです(休日会議#333)。ひとりでかなりの工程をこなせるようになったのも、人に頼るのが苦手だったからだといいます。

それでも2020年、クラブの運営に力を貸してほしいと呼びかけたところ、9人のメンバーが名乗り出てくれました。仲間と一緒にやると、生まれるものが大きく、活力になり、お返ししたい気持ちも強くなると、菅は実感しています。苦手なままでも一度お願いしてみると、仲間の温かさに気づけます。

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一人では難しいことも、仲間となら乗り越えられます

2016年、マーチャントブックスの第1弾として、えんまりさん(石原佳史子さん)の『人生も ビジネスも 流されていればうまくいく』が出版されました。菅にとって初めての監修書籍です。このAmazonキャンペーンで、仲間の力を実感する出来事がありました(休日会議#135)。Facebookの応援グループには、当日までに130人ほどの仲間が集まりました。著者の投稿を次々にシェアして、キャンペーンを盛り上げてくれました。結果は、Amazon総合ランキング1位です。

キャンペーン中は事務所にもクラブのメンバーが駆けつけ、近くに泊まって2日目も来てくれた人もいました。1位が見えてきたころには、仕事を終えたメンバーも加わり、みんなでランキングを見ながら盛り上がったそうです。菅は、1人で喜ぶより、みんなで喜ぶほうが圧倒的に楽しいと振り返っています。仲間がいると、挑戦の喜びは何倍にもなります。

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1人できると、仲間は数珠つなぎで広がっていきます

2019年、そのマルコさんの本がマーチャントブックスから出版されました。その2日間のAmazonキャンペーンでのことです(休日会議#279)。Amazonのキャンペーンはオンラインだけでも完結できますが、マーチャントブックスでは、これまでの4冊すべてを、オンラインで応援してもらいながら事務所にも来てもらえる、リアルとオンラインの両方で行ってきました。著者と直接つながり、来てくれた人同士もつながってほしいからです。

ギターを持って来て応援の歌を1曲だけ歌って帰った人、自分のアカウントでライブ配信をしてくれた人、前触れなく花や手紙を届けてくれた人もいました。そのとき誰と誰が居合わせたかで思いがけない会話が生まれ、そこからまた新しいつながりが生まれていきます。菅はこれを、数珠つなぎの出会いと表現しています。最初の1人ができれば、輪は思っている以上に早く広がります。

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仲間ができやすい場の選び方

仲間を求めて場に出るなら、単発の会より、同じ人に何度も会える場がおすすめです。仲間は1回の出会いで決まるものではありません。会うたびに相手の背景や良さが見えてきて、関係が育っていきます。菅も、月1回会って話を聞くうちに「こんなにすごい人だったのか」と気づくことがよくあると話しています(休日会議#279)。

もう一つは、挑戦を応援し合う空気があるかどうかです。マーチャントクラブには毎月の定例会があり、オンラインのコミュニティで日々の挑戦を報告し合えます。会員の間では、仲間同士で事業を立ち上げたり、お互いの知り合いを誘い合ってイベントを開いたり、一緒に食事に行ったりすることもよくあるそうです。

入る前に何を確かめればいいかは、コミュニティの選び方の記事が参考になります。通い続けたくなる場が見つかれば、仲間はそこで自然と増えていきます。

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仲間ができにくい動きと、できていく動き

同じ場に通っていても、1年後に仲間に囲まれている人と、まだ一人のままの人がいます。分かれ道になりやすい動き方を比べてみてください。

観点仲間ができにくい動き仲間ができていく動き
最初の一歩いきなり大きな会に一人で飛び込む知っている誰かに1通連絡してみる
発信結果が出てから見せようとする宣言と途中経過を見せる
場の選び方単発の会を渡り歩く同じ人に何度も会える場に通う
場での関わり方自分に合う人を探して回る目の前の人の挑戦を応援する
頼り方全部ひとりで抱え込む苦手でも一度お願いしてみる
うまくいったとき一人で静かに喜ぶ仲間と一緒に喜ぶ

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最初の1人に出会うために、今日からできること

いきなり大きな場に飛び込まなくても大丈夫です。次のうち、できていないものが一つでもあれば、そこから始めてみてください。

CHECK LIST

  • これから挑戦することを、誰かに宣言したことがあるか
  • 挑戦の途中経過を、誰かが見られる場所に置いているか
  • この1ヶ月で、知り合いの誰かに自分から連絡したか
  • 同じ人に何度も会える場が、一つでもあるか
  • 誰かの挑戦に、コメントや一言で応援を送ったか
  • 「次も行きたい」と思える場があるか

まずは一つ、今日のうちに試してみてください。小さな一歩の先で、最初の1人があなたを待っています。

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よくある質問

Q共同創業者やビジネスパートナーを探したい場合は、どうすればいいですか?

共同創業者を探すなら、条件を決めて探せるマッチングの場など、その目的に合った場を選んでみてください。そのうえで、挑戦を応援し合える仲間も持っておくと心強いです。パートナー選びで迷ったときに、利害を離れて相談できる相手になってくれます。

Qまだ実績がありません。それでも仲間はできますか?

できます。人が心を動かされるのは、結果よりも挑戦を続けている姿です。主宰の菅も、もし今独立したばかりなら、挑戦を宣言し、進捗を報告しながら関係を築いていくと話しています。実績が出るのを待たずに、途中の姿から見せてみてください。

Q人見知りで、交流会が苦手です。

大勢が集まる場に、無理に行かなくても大丈夫です。菅の最初の仲間づくりも、知人と2人で飲むところから始まりました。オンラインで誰かの挑戦にコメントを送るなど、一対一の小さな接点から始めてみてください。

Qオンラインだけで仲間はできますか?

きっかけは、オンラインで十分につくれます。宣言や進捗報告を続けていると、会う前から関係が育っていきます。そのうえで顔を合わせる機会があると、関係はもっと深まります。オンラインで知り合い、会える機会があれば会ってみる、という順番が無理なく続けられます。

Q年齢や業種が違う人とも、仲間になれますか?

なれます。菅が起業初期に通った飲み会にも、20代から40代まで、さまざまな事業をしている人が集まっていました。業種が違うからこそ、利害を気にせずに応援し合えることもあります。

Q仲間を応援したいのですが、何をすればいいか分かりません。

大きなことでなくて大丈夫です。2019年の出版キャンペーンでは、いいねやシェア、ひと言のメッセージ、事務所に顔を出すこと、花や手紙を届けることの一つひとつが、著者の大きな力になっていました(休日会議#279)。応援は、受け取った人の記憶にずっと残ります。

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SUMMARYまとめ

最初の1人から、仲間の輪は広がっていく

起業して仲間がいないと感じるのは、誰にでもあるスタート地点です。主宰の菅も、独立して1年は事業をしている人と会わずに過ごし、知人に送った1通のメッセージから仲間の輪が広がっていきました。

今なら、宣言と途中経過を見せることで、会う前から関係をつくれます。同じ人に何度も会える場に通い、目の前の人の挑戦を応援していくうちに、仲間は1人ずつ増えていきます。

最初の1人ができれば、輪は思っている以上に早く広がります。今日、誰か一人に連絡してみるところから始めてみてください。

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マーチャントクラブ編集部

WRITERマーチャントクラブ編集部

ビジネスコミュニティ「マーチャントクラブ」の編集部。2014年の開設以来、延べ参加者は約1万人(2026年時点)、本部ほか6支部で活動しています。記事に出てくる主宰・菅智晃の考えや体験は、音声配信「休日会議」での発言と本人への確認にもとづいて書いています。

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